週刊少年ジャンプの連載から始まった『約束のネバーランド』。2019年1月からTVアニメが放映され、アニメでも大人気となりました。私もアニメでこの作品を知ったひとりです。
とてつもなく残酷なお話しなのに、メインキャラクターたちがあどけない少年少女たちのせいか、とても清々しく、見ていて気持ちのよいビジュアルでしたね。
さらに、アニメに関しては声優さんがこれまた素晴らしい!
主人公のエマちゃんは女の子なので当然女性声優さんですが、実は、男の子のメインキャラクターであるノーマンとレイの声優さんも女性声優さんなんですよ。言われなければ気づかなかったと思います。しっかり少年の声をしていました。レイとノーマンに女性のファンが多いのもうなづけます。それぐらいカッコいいんですよ、本当に。
ここでは、『約束のネバーランド』の人気キャラクターに注目してみましょう。雑誌で行われた人気投票の話題、物語の中での各キャラクターの役割り。
そして、諸星すみれさん(エマ役)、内田真礼さん(ノーマン役)、伊瀬茉莉也さん(レイ役)、茅野愛衣さん(アンナ役)といった人気声優さんに対するファンの方々の評価なども取り上げますよ。
約束のネバーランド【公式】人気キャラクターランキングとは?
週刊少年ジャンプ2018年26号88話で、『約束のネバーランド』の公式キャラクター人気投票(ハガキ投票)が行われました。
こちらは漫画におけるキャラクター人気になります。
アニメ版における公式の人気投票はないようですが、試しに漫画の人気キャラランキングにアニメに出演の声優さんを重ね合わせると、こんな感じになります。
- 1位 エマ(CV:諸星すみれ)
- 2位 ノーマン(CV:内田真礼)
- 3位 レイ(CV:伊瀬茉莉也)
- 4位 フィル(CV:河野ひより)
- 5位 アンナ(CV:茅野愛衣)
- 6位 ムジカ(CV:種崎敦美)
- 7位 ユウゴ ※アニメには登場しない
- 8位 イザベラ(CV:甲斐田裕子)
- 9位 ジリアン ※ゴールディポンド編の登場キャラ
- 10位 クローネ(CV:藤田奈央)
こうして見ると、アニメ版では本当に人気の声優が集められていますよね。
ここからは作品中での人気キャラクターの活躍について見てみましょう(小さなネタバレあり)。
エマ(CV:諸星すみれ)はどんなキャラクター?
主人公のエマはオレンジのショートヘアで、双葉のようなくせっ毛がトレードマークの女の子です。ジャンプの主人公らしい、明るく非常に前向きな性格でどんな状況でも最善の結果を信じて突き進むことができる強さも持っています。
そのため、脱獄の際には「みんなで逃げる」ということを達成することを目標にし、脱獄後は鬼と人間の共存を行うために奮闘します。孤児院の仲間たちを心の底から大切に思っており、彼らを助けるためなら自分の体を傷つけることもいといません。
高い運動神経をもち、男の子のノーマンとレイも体力や運動神経ではエマにはかなわないと言わせるほどです。声優さんは「文豪ストレイドッグス」の泉鏡花や「ポプテピピック」のポプ子を演じていらっしゃる諸星すみれさんです。エマは諸星さんが演じていらっしゃる中でもとっても明るいキャラクターです。泉鏡花などの物静かなキャラクターとは正反対な華やかな演技がとても魅力的です。
ノーマン(CV:内田真礼)はどんなキャラクター?
ノーマンは最年長3人の中で一番理性的で、相手の心理を読むことに長けており、体力ではかなわないエマとの鬼ごっこではいつも得意の戦術でエマといい勝負をすることができる頭の良い男の子です。ハウスでは小さい子供たちの面倒を見たり、優しいお兄さんのような存在です。
幼い頃の優しいノーマンが成長するにつれてどのような青年に成長していくのかというのは2期の見所の1つです。声優さんは「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転成してしまった…」の主人公のカタリナ・クラエスや「山田君と7人の魔女」の伊藤雅役などかわいい女の子を多く演じていらっしゃる内田真礼さんです。ノーマンは11歳の少年ではありますが、言動や雰囲気のイケメンさに内田さんの柔らかい声が相まってより素敵な男の子として描かれています。
レイ(CV:伊瀬茉莉也)はどんなキャラクター?
レイはクールな現実主義者で真っ黒でツンツンとした髪が特徴的で性格同様にノーマンと対称的な少年です。幼い子供におこる幼児期健忘(胎児や数歳の頃までの記憶がぼんやりとしていたり、覚えていないこと)が起こっていないため、コニーのことが起こる前から鬼や出荷についてを知っていました。
ママとの命をかけた駆け引きを行うことができる頭の回転の速さ、ママの協力者になる取引で「ご褒美」として普通のハウスの生活では手に入らないものを要求して脱走のために必要な道具を作るだけの博識さがあります。長年にわたって脱獄のために準備をし、状況を冷静に判断し仲間たちのことを一番に考えた行動をとることができる芯の強い子です。しかし現実的すぎる性格であるため仲間たちのために自分の命を軽く扱うところがありましたが、エマの最善の未来を追い求める姿によって少しずつ変わっていきます。
声優さんはブラッククローバーのドロシー・アンズワースやHUNTER×HUNTERのキルア=ゾルディックを演じていらっしゃる伊瀬茉莉也さんです。澄んだ声が知的な少年役のイメージにとってもぴったりです!
イザベラ(CV:甲斐田裕子)はどんなキャラクター?
ほかにも、ママのイザベラやシスター・クローネなどの子供たちの敵となるキャラクターもとても魅力的です。イザベラは物語の始まりではとても優しいこれぞお母さんというキャラクターですが、話が進むにつれてえげつない本性があらわになっていきます。しかしその行動をとる理由や過去が明らかになるにつれて、ただの鬼の仲間ではなく、彼女の人生も誰かに狂わされたものであり、彼女も必死に生きて来たことも明らかになっていきます。
アンナ(CV:茅野愛衣)はどんなキャラクター?
アンナは医学や薬に詳しい三つ編みの女の子で、エマが耳を怪我したときに手当てしてくれたりする子です。メインキャラクターよりも低年齢で特に前半はストーリー上の重要な役割はこれといってありませんでした。しかし、漫画の公式人気投票では全体の5位、女性キャラの中では主人公のエマに次ぐ2位という人気ぶりでした。理由は、「カワイイから」だと言われています。
諸星すみれ(エマ役)に対するファンの評価は?
『約束のネバーランド』でエマ役をつとめる諸星すみれさんには、他にも魅力的なキャラクターや出演作品があります。
ここからは諸星すみれさんに対するファンの評価を見てみましょう。
「アイカツ!」の13歳の演技に驚き│30代女性
優しい声をした明るく元気で女の子だと思って初めて名前を調べた時に、とても若い人だと知ってかなり驚いて興味を持ちました。初めて諸星すみれさんを知ったのは「アイカツ!」だったのですが、その時はなんと13歳とのことで信じられませんでした。
主人公ですのでセリフも多いし難しい役でしたが、若手どころかまだ子供の年齢で主人公を2年半に渡って演じきり、しかもその後も色々なアニメで出番を増やしていくことになりました。アニメキャラと同じようにどんどん成長していく姿はなんだか応援したくなります。これからの声優さんだと思いますので今後の成長への期待込みで一番好きです。
諸星すみれさんが演じる好きなキャラクターは?
星宮いちご(アイカツ!)
ごく普通の中学生がアイドル学校に入学してトップアイドルになっていく物語ですが、初期のただの中学生のところから終盤の不動のトップアイドルになるまでの少女の成長の過程を存分に楽しませてもらいました。
本人の年齢そのままということもあったのでしょうが、等身大のキャラクターとしてとても親しみやすく、自分も一緒に頑張りたいと思わせてくれました。
諸星すみれさんが出演するオススメ作品
- アイカツ!
- 約束のネバーランド
内田真礼(ノーマン役)に対するファンの評価は?
『約束のネバーランド』でノーマン役をつとめる内田真礼さんには、他にも魅力的なキャラクターや出演作品があります。
ここからは内田真礼さんに対するファンの評価を見てみましょう。
ABEMA『声優と夜あそび』で知った│30代女性
内田真礼さんを知ったきっかけは、ABEMAで放送中の声優と夜あそび。しぐさがとにかく可愛い。間違いなく男性受けがすごぞう。スタイルもよくて、たまにでる舌だしが本当に可愛い。可愛いだけでなく、実力がともなっているのがすごい。男の子の役もできて、お姉さんの役もできて、コミカルなものもできて、使い分けができて、演技が幅広い。
野球とゲームが好きなところも好印象。シーズンになると、テンションがあがってるところもかわいいし、ゲームに真剣なところも素敵。人間みをすごく感じる。友達にいるけど、高嶺の花のようなそんな雰囲気。あざと可愛いくて、女性うけもよい。
内田真礼さんが演じる好きなキャラクターは?
ノーマン(約束のネバーランド)
ノーマンは10歳で知的な少年なので、演じるのが難しいと思うが、どんぴしゃりの声でした。少し読めない裏の顔があったり、優しい少年だったり、シリアスなシーンも多いのですが、アニメに入り込めるようなかんじで、存在感がすごいです。『声優と夜あそび』がスタートでしたが、このアニメを見て内田真礼ちゃんがより好きになりました
内田真礼さんが出演するオススメ作品
- 約束のネバーランド
- 青春ブタ野郎シリーズ
アニメだけにとどまらない多彩な活動│10代女性
内田真礼さんはアニメではもちろん主役級の声優さんですが、アニメのみならず実写でも活躍されています。例えば、アニメ作品とは全く関係の無いテレビ番組にレギュラー出演されていたり、ドラマにゲスト出演されていたりなど、ここまで活動が多岐にわたっているのは声優さんの中でも珍しいのではないでしょうか。
さらに、アニメ関連のお仕事を飛び越えても、その場その場に馴染むルックスやスキルもピカイチだと思います。アーティスト活動で成功されているところも魅力です。自らを長年燻っていたと語られていますが、だからこそ歌やパフォーマンスにかける情熱も素晴らしいのでしょう。
内田真礼さんが演じる好きなキャラクターは?
吉岡双葉(アオハライド)
個人的な意見ですが、少女漫画のアニメ化では、比較的女性視聴者が多いため、所謂声優っぽい感じ…というか、わざとらしさやぶりっ子っぽさは受け入れられない場合も多いと思います。そんな中、双葉は本当にかわいくてまっすぐで、自然体な女の子です。アオハライドが好きで見始めて、声優にはあまり興味がなかった私ですが、その中でも特に惹き付けられて、大好きになりました。
内田真礼さんが出演するオススメ作品
- アオハライド
- 約束のネバーランド
伊瀬茉莉也(レイ役)に対するファンの評価は?
『約束のネバーランド』でレイ役をつとめる伊瀬茉莉也さんには、他にも魅力的なキャラクターや出演作品があります。
ここからは伊瀬茉莉也さんに対するファンの評価を見てみましょう。
レイの声優さんが女性だと知り驚いた│10代女性
子供の時に見ていた「Yes!プリキュア5」のキュアレモネードが好きで、大きくなってから見た「HUNTER × HUNTER」のキルア役、「約束のネバーランド」のレイ役でキュアレモネードと同じ人だと知ってファンになりました。小さい頃に好きだった声優さんを、大きくなってからも同じように好きになったってことですね。
キュアレモネードのはつらつとした女の子の声と、レイやキルアの幼いながらも頼もしい少年の声の使い分けが大好きで惚れてしまいました。推していたレイの声優さんが女性だと知ったときはとても驚いたものです。
伊瀬茉莉也さんが演じる好きなキャラクターは?
レイ(約束のネバーランド)
約束のネバーランドを見ていると、レイ派とノーマン派で別れることが多いと思います。私はあの、冷静ながらも仲間思いのレイに惚れてしまいました。めちゃくちゃかっこいいので、毎度アニメはきゃあきゃあ言いながら見てます。女性声優さんで、あそこまで声色を使い分けられるのは珍しいのではないんでしょうか。
伊瀬茉莉也さんが出演するオススメ作品
- 約束のネバーランド
- メイドインアビス
- 甲鉄城のカバネリ
- FAIRY TAIL
茅野愛衣(アンナ役)に対するファンの評価は?
『約束のネバーランド』でアンナ役をつとめる茅野愛衣さんには、他にも魅力的なキャラクターや出演作品があります。
ここからは茅野愛衣さんに対するファンの評価を見てみましょう。
本人とキャラのギャップが魅力│20代男性
『ノーゲーム・ノーライフ』というアニメで「白」という主人公の妹を演じていたことで知りました。数々の作品に出演されている方ですが、白の声を聴くと、かわいい、落ち着いているというイメージがありました。また、プロフィール写真やアニメイベントに出演されているところを見ると、本人も穏やかで落ち着いた方なんだなと感じます。
ですが、さすが声優というべきか、落ちついたキャラだけではなく、『この素晴らしい世界に祝福を!』の「ダグネス」という変態騎士や『寄宿学校のジュリエット』の「ペルシア」というきついお嬢様など、茅野愛衣さんの見た目からは想像できないような役も見事に演じられています。非常にギャップがあり、魅力的な声優さんです。
また、同じく声優の松岡禎丞さんとの掛け合いは非常におもしろいです。この2人は知りあったきっかけである『ノーゲーム・ノーライフ』など数多くの作品で共演していて、アニメのラジオでは非常に愉快な会話が楽しめます。
茅野愛衣さんが演じる好きなキャラクターは?
ダグネス(この素晴らしい世界に祝福を!)
茅野愛衣さんのイメージである優しい声ではなく、低い声が特徴的です。このキャラは普段真面目で強い騎士でありお嬢様な女性ですが、モンスターに殴られるなど痛めつけられると興奮する極度なM気質キャラです。このような役を、茅野さんは見事に演じておられます。真面目なときの声と変態になったときの早口な声を使い分け、メリハリがあるので見ていて面白いです。
茅野愛衣さんが出演するオススメ作品
- ノーゲーム・ノーライフ
- この素晴らしい世界に祝福を!
- 寄宿学校のジュリエット
- ソードアート・オンライン アリシゼーション
- あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
登場キャラクターの関係が緊張感を生む『約束のネバーランド』の世界
約束のネバーランドは世界構成が少しずつ明らかになっていく作品です。物語の展開も少しずつ外に外に広がっていくため、見ている側も主人公のエマたちと同じように世界の謎を解き、閉じ込められた世界の外に出て行くという感覚を実感できると思います。
子供の頃、家の中の自分の部屋を探検し、そのほかの部屋を探検し、家の外に出られるようになった経験が誰にもあると思います。大人になって家の外を知れば、楽しい生活が待っている!と誰もが信じていたのではないでしょうか。そして学校に行き、社会を知り、自分の知らなかった世の中の現実を知っていく…エマたちの脱獄物語ははまさに私たちが経験してきた物語と同じだと思います。
『約束のネバーランド』はファンタジーでありながら、他人事にはできないような親近感を抱ける作品だと思います。
そして、ふいにキャラクター同士の関係が変化すると、突如そこからものすごい緊張感が生まれ、ドキドキが止まらないのが『約束のネバーランド』の魅力ではないでしょうか。
ここからはアニメ1期におけるキャラクターの関係性に注目してみましょう(小さなネタバレあり)。
「ママ」と子供たちの関係性の変化
舞台の始まりはたくさんの孤児が集まる孤児院の「グレイス=フィールドハウス(GF)」です。この孤児院では首に番号の書かれた子供たちと子供たちのお世話をする「ママ」が一緒に生活しています。孤児院は自然のなか場所にあり、周囲を柵と壁によって取り囲まれています。
子供たちは発展した技術を利用した特殊な機械を使って高度な教育とテストを受け、自然の中で年齢に関係なく仲良く遊び、とても楽しい生活を送っています。
子供たちには6歳を越えると「やさしい里親」の元に一人ずつ引き取られていくと教えられており、ハウスからは慣れることをさみしがりつつ里親が自分を迎えに来てくれることを楽しみに毎日を送っているのです。
主人公のエマはママのイザベラが大好きな女の子で孤児院の中では最年長の11歳です。最年長には明るくポジティブなエマの他にもクールで博識なレイと穏やかで頭の回転が速いノーマンがおり、3人はテストでも常にフルスコアで年下の子供たちからは憧れの的となっていました。
しかし、あることがきっかけで子供たちは、この世界が自分たちが信じていたような世界ではないことを知ってしまいます。これにより、「ママ」と子供たちの関係はこれまでとは全く異なったものへと変容します。「ママ」と子供たちとの緊張感のある駆け引きは作品の見どころとなっています。
シスター・クローネの登場で人間関係はさらに複雑に
「ママ」のイザベラは子供たちの変化に気づいていたようです。子供たちの監視を行うために新たな大人シスター・クローネをハウスに連れてきます。
実は、このシスター・クローネにはイザベラをママの座から引きずり下ろし、自分がママになりたいという野心がありました。子供たちとクローネとの間で、お互いを利用しようとする駆け引きが始まります。
ある日、子供たちが鬼ごっこをしているとき、シスター・クローネは子供たちの中にスパイがいることをエマに伝えます。
こうして、「ママ」、シスタークローネ、子供たち、子供たちの中のスパイ……と人間関係はさらに複雑化し、物語は意外な展開を迎えます。
【ネタバレ注意】子供たちが知ってしまった世界の真実
平和に見えていた世界は、実はとんでもない世界でした。
子供たちは隔離されたハウスの中で、少しずつ世界の真実を知り、想像力をめぐらせ、仮説を立てながら脱出に向けた計画をスタートします。
鬼のいる世界でハウスが果たす役割
物語の序盤で早くも、孤児院で平和に暮らしていた子供たちの危機的状況が明らかになります。
あるとき年下のコニーが里親が見つかったためハウスの外に出ることになりました。ハウスの子供たちはコニーと涙ながらに別れを迎えますが、エマはコニーが大切にしていた人形をハウスに忘れていることに気づき、ノーマンと一緒に「近づいてはいけない」といわれている外につながる壁の扉に向かいました。
そこで胸から赤い花を咲かせ遺体となったコニーを見つけてしまいます。ノーマンの声にならない声に気がついて何者かが二人に近づいてきます。慌てて隠れた二人は人間ではない異形の化け物・鬼がコニーをつかんで水槽に入れ、「おいしそうだなぁ」「指の先だけでもだめかなぁ」「ここの農園の人肉は、金持ち向きの高級品で大事な商品だぞ」という会話をし、そして「ようやく上物の出荷ができるな、イザベラ」と大好きなママに化け物が話しかける様子を見てしまいました。
慌ててハウスに戻った二人は見てしまったことの意味を考えます。そこで、
- この世界には人間の子供を食べる鬼がいる
- このハウスの子供たちは鬼の食料になるために育てられている
- 大好きなママは鬼の仲間で、子供たちの敵である
- 出荷はテストのスコアが悪い順(並)に出荷され、12歳になると無条件で出荷される
- 子供たちの体には発信機が埋め込まれており常にママに監視されている
というこのハウスの持つ役割を理解するのです。
子供たちの計画のゆくえは?
子供たちはシスター・クローネから、
- 12歳までハウスに残った女の子は出荷かママを目指すかという道を選ぶ
- ママを目指した場合は心臓にチップを埋められ、ハウスを出ると殺されてしまう
- ママを殺してもチップによって知られてしまう
- クローネはママを見たことがない
- 外には鬼と対等に生活している人間たちがいる
- 農園はGFハウス以外にも存在する
- 農園周辺にはセキュリティがない
ことを教えてもらいます。新たに得られた情報をもとに子供たちは脱出計画を立てるのですが……。
緊張の連続と失敗の数々…絶望的な状況で子供たちが見せてくれる知恵と勇気。1期最終話を見たとき私はものすごい興奮とともに、ちょっと不思議な幸福感を味わいました。
実際にアニメを見て、子供たちの行く末を見守ってみてはいかがでしょう。