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アニメ「青のオーケストラ」の楽曲・声優さん情報!あらすじ&感想

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「青のオーケストラ」は、高校オーケストラ部を舞台に、主人公の高校生ヴァイオリニスト・ハジメを中心に、高校生たちが繰り広げる青春、ライバル同士の競い合いや努力、家族や才能をめぐる葛藤、そして淡い恋愛などを描いた群像劇。

登場人物たちによる、数々のクラシック曲の演奏シーンも見どころ。使用されている楽曲の解説もあるので、この作品をきっかけにクラシック音楽の世界に一歩足を踏み出してみるのもありです。

青春物語や音楽好きな人、オーケストラや楽器に興味がある人などが楽しめる良作だと思います。

ここでは、各話ごとのあらすじや感想、声優さん情報、そして、使用されたクラシック音楽についてまとめてみました。ぜひご覧ください。

【1話】青野一│ヴァイオリン協奏曲 第3楽章

青野は父から教わったヴァイオリンが大好きで、幼少期から中1までヴァイオリンの様々なコンテストで優秀な成績をおさめていた。
しかし、父が起こしたある出来事以降はヴァイオリンを遠ざけていた。

ヴァイオリン協奏曲_3楽章

中3のある夜、青野は保健室を通りかかった時に聴こえてきた鼻歌のカノンが嫌な記憶を呼び起こして眠れずにいた。

進路希望が固まっていなかった青野は武田先生に呼び出されるが「誰も知り合いがいない学校に行きたい」と曖昧な希望を出す。
そこで、先生が勧めたい学校を教えようとした時、青野が遮ってヴァイオリンの正体を訊いた。

その正体は、後日に分かる。

体育の授業で顔面にボールが直撃して保健室で休んでいると、遠くの方からヴァイオリンの音色が聴こえてきて飛び起きた。
青野と女子生徒が「下手くそ!爪が長い!」「変態!」と言い争いをしているところに武田先生が来て、その女子生徒が隣のクラスの秋音であると分かった。

武田先生は、青野に秋音のヴァイオリンを教えてくれたら体育の成績は多めに見てやると提案し、秋音にはヴァイオリンを貸してやらないと脅したのだった。

使用楽曲:「ヴァイオリン協奏曲 第3楽章」(メンデルスゾーン)

1話冒頭、青野がコンテストで演奏していた楽曲

使用楽曲:「24のカプリース」(パガニーニ)

父・青野龍仁が、演奏会などで特に演奏していた楽曲であり、一(はじめ)の良くも悪くも思い出の楽曲。

24のカプリース

なお、この作品で登場するキャラクターはそれぞれ、世界的演奏者や有望な若手演奏者が個別に担当をしている。1話で登場したのは、青野親子。

演奏者情報:ヒラリー・ハーン

青野龍仁の演奏を担当しているのは、アメリカ出身のヒラリー・ハーンさん。
過去3回、グラミー賞を受賞した経験がある実力者。

アニメでは龍仁について具体的にどんな人物かは明かされていないが、豪快な性格なのであろうと想像をさせるような演奏をしている。
アニメの演出のない演奏は「明快で華麗な演奏」と紹介されている。

演奏者情報:東亮汰(ひがしりょうた)

青野一の演奏を担当しているのは、東亮汰(ひがしりょうた)さん。
現在、桐朋音楽大学の大学院生でありながらヴァイオリニストとしても活動をしている将来が有望な若手演奏者。

NHKの「クラシックTV」やテレビ朝日の「題名のない音楽会」などメディア出演も多数こなしている。

現在大学院生の東さんだが、TOPPANN HALLの所属アーティストとしてプロフィールが掲載されている。
https://www.toppanhall.com/concert/artist/HIGASHI_Ryota.html

声優情報:青野一 CV千葉翔也

青野一のCVを担当しているのは、トイズファクトリー所属の千葉翔也さん。
親の意向で子役として活動をしていたが、中学高校時代に自分にしかできないことをやりたいと声優を志す。

2022年6月に声帯の結節除去手術や治療のために休養に入ったが、7月24日より徐々に活動を再開していった。

パリピ孔明、文豪ストレイドックス、ブルーロック、クールドジ男子などの注目作品に数々出演をしている。

感想:作中に使用されている楽曲

父親が起こした出来事によって、父の影響で始めて大好きになっていたヴァイオリンを封印し、心も閉ざした青野がこれからどのような人と出会い、どのような変化をしていくのかという興味を抱かせる初回だったと思う。

作中に使用されている楽曲は、この作品のために演奏をして録音をされているもと聞いているのでそれぞれの演奏者がキャラクターをどのように理解して演奏をしているのかという点についても注目して見ていきたいと思っている。

【2話】秋音律子│カノン

青野はヴァイオリンの弦が切れたという秋音に根負けして、自宅に連れて行って弦を交換することに。

弦と交換していると秋音は青野に「聴いてみたい」と弾くことを求めるが、青野は強く拒絶する。

交換の済んだヴァイオリンで稚拙ながらカノンを奏でる秋音。
青野はこの曲で自身の子どもの頃を思い出し、秋音にポツポツとアドバイスを出し始めた。

青野がヴァイオリンを拒絶する理由が父親にあることを話すが、秋音はヴァイオリンとは関係ないことだと言う。
この言葉以降、カノンを口ずさむようになっていた。

ある日、秋音がクラスでどのような状況に置かれているのかを目の当たりにした青野。
武田に秋音が教室に行けない理由を訊ねて、秋音について知っていく。

武田にヴァイオリンを届けるよう押し付けられて秋音の自宅を訪ねると、ビブラートのかけかたを教えて欲しいと河原へ向かった。

父の音から解き放たれた青野は、秋音にカノンの演奏を見せる。
美しい音色に秋音はもちろん、周囲の人たちも驚く。
一方で、青野は秋音へのイラ立ちの原因が、楽しそうに演奏している姿であったことに気付いたのだった。

カノン

【3話】佐伯直│軽騎兵 序曲

進路指導の続きをする武田は、青野に公立でオーケストラ部の海幕高校を奨めていた。

青野は海幕高校に進路を決めて秋音の教えで勉強をし、秋音にはヴァイオリンを教えることとなったのだった。

時が過ぎて合格発表の日、青野と秋音は一緒に合格発表を見に来ていた。
無事に2人とも海幕高校に合格していた。

在校生による部活動紹介でオーケストラ部が新入生歓迎の演奏をする。

その演奏に圧倒されて言葉も出ない青野と秋音だった。

軽騎兵_序曲

使用楽曲:「カノン」(パッヘルベル)

秋音が弾けるようになりたい曲として1話から登場している。
2話にて、青野が夕方の河原で見事な演奏を披露している。

使用楽曲:「軽騎兵 序曲」(フランツ・フォン・スッペ)

3話の在校生による部活動紹介の1曲目として演奏している。

演奏者情報:山田友里恵

秋音律子の演奏を担当しているのは、山田友里恵さん。
数々の国際コンクールで上位の成績をおさめているヴァイオリニスト。

https://www.tunecore.co.jp/artists/yurieyamada?lang=ja

演奏者情報:洗足学園フィルハーモニー管弦楽団

海幕高校オーケストラ部の演奏を担当しているのは、洗足学園フィルハーモニー管弦楽団。
このアニメのために演奏をして、収録されていることが事前番組で放送されている。

声優情報:秋音律子 CV加隈亜依

秋音律子のCVを担当してるのは、マウスプロモーション所属の加隈亜依さん。

ひろがるスカイ!プリキュア、山田くんとLv999の恋をする、など多数の2022年・2023年だけでも多数の出演がある。

感想:音とアニメーションが違和感なく融合

事前番組で、オケ部の演奏シーンの録音について取り上げられていた。
3話でついに、そのアニメの象徴となるシーンが放送され、実際に聴いてみると音とアニメーションが違和感なく融合していることが印象的なシーンとなっていた。

【4話】山田一郎│無伴奏チェロ組曲第1番

楽器店でチェロを試奏していた人に話しかけられた青野。
一方的に覚えられていたらしく、当時の事を畳みかけるように言われて、ようやく思い出した。

無伴奏チェロ組曲第1番

話しかけてきた彼は、山田一郎で部門は違うが過去にコンクールで一緒になった人物だった。
話しを聞いて行くと、同じ海幕高校であることが分かる。
他のコンクール出場者もいることを知った青野は、知り合いのいない学校を選んだのにとガッカリする。

秋音らと音楽室に向かうと、入部希望者の多さに驚く。
仮入部やオケ部などの全体の説明を終えて、希望パートごとに分かれ、さらに経験者と初心者に分かれた。

青野は2ndヴァイオリンのパートリーダー米沢の提案で、入学前から名前だけ聞いていた佐伯とヴィヴァルディの「四季より<春>」を演奏をすることになったのだった。
青野は2ndを、佐伯はソロを担当する。

【5話】原田の凄さ│四季より<春>

佐伯の演奏は正確に譜面を撫でている演奏から始まるが、急にテンポを変えて挑発的な演奏をしてきた。
苛立ちを覚えた青野が挑発に乗ると、佐伯はゾクッとする。
ソロしかしたことの無い青野は、酷い演奏だったが誰かと演奏をする楽しさを感じていた。

青野・佐伯を皮切りに、経験者がパート分けを兼ねた演奏を披露していった。

1年生のパート分けが終わると、2・3年生の弦パートが演奏をする。
曲は、青野・佐伯が演奏をした「四季より<春>」。

四季_春

コンサートマスターの原田に音と意識が自然と集まっていくのを感じた青野は、自分のダサさと原田の凄さを実感していた。
そして、再びヴァイオリンの演奏を始めた自分がどこに向かっていけばいいのかの方向性も見えた気がしていた。

使用楽曲:「無伴奏チェロ組曲第1番」(バッハ)

4話で山田が楽器店で試奏として商品のチェロを使って演奏していた楽曲。
「チェロと言えば、この曲!」という1曲で、他のアニメ作品にも多く登場している。

使用楽曲:「四季より<春>」(ヴィヴァルディ)

5話で、青野と佐伯がぶっつけで合わせたり、2・3年生が1年生に演奏を披露していた楽曲。
中学校など、学生時代に必ず耳にしている1曲。
4楽章ある中で最も有名な楽章。
(余談:「四季より<冬>」はフィギュアスケートの宇野昌磨さんがショートプログラムで使用。2番目に有名な楽章)

演奏者情報:尾張拓登

佐伯直の演奏を担当しているのは、尾張拓登さん。
現在、ソリストや室内楽奏者として演奏活動を行うと同時に、日本各地のオーケストラで首席奏者として客演している。

以下より引用
http://home.h08.itscom.net/music/TakutoOwari/profile.html

演奏者情報:マリア・ドエニャス

原田蒼の演奏を担当しているのは、マリア・ドエニャスさん。
スペイン出身の20歳!
11歳でドレスデンのカール・マリア・フォン・ウェーバー音楽大学に入学するなど、幼少期からその才能を発揮している。

ヴァイオリニストだけではなく、作曲家としても活動をしている。

以下より引用

BIOGRAPHY

声優情報:山田一郎 CV古川慎

山田一郎のCVを担当しているのは、トイズファクトリー所属の古川慎さん。

ブルーロック(烏旅人)やDr.STONE(大木大樹)など、話題作品への出演を多くしている。
声優活動の他、アーティスト活動も行っている。
声量オバケ。

声優情報:佐伯直 CV土屋神葉

佐伯直のCVを担当しているのは、土屋神葉さん。

2023年の出演作品は、セブンボイスミュージアム〜名画と7人の巨匠たち〜(木村レオ)、虚構推理 Season2(紺野和幸)、魔術士オーフェンはぐれ旅 聖域編(カコルキスト)となっている。

知られた話ではあるが、きょうだいに土屋炎伽、土屋太鳳がいる。

感想:N響の見方がか変わる!

コンサートマスター(以下「コンマス」)という名称は知っていたが、具体的にはどのようなことをするのか分からなかった。
この作品を通して、コンマスに関して演奏が上手い以外の凄さについて知ることが出来た。
今後、日曜の夜に放送しているN響などの見方がか変わるような気がする。

この2話で印象的だったのは「四季より<春>」の演奏シーンで、音でケンカをするか調和をするかで全く違う曲のように聴こえたのは不思議だった。

アニメの内容としては、ヴァイオリンを弾く楽しさを再び感じ始めた青野がどのような演奏をし、人間関係を築いていくのか気になる内容だった。

【6話】雨の日│原田がタオルをくれるが…

仮入部期間終了後、夏の定期演奏会に向けて厳しい練習が始まる。

本入部となっても辞める気配のない秋音に苛立ちを隠さない立花は、第2ヴァイオリンの練習を止める秋音に対して冷たく当たる。
立花の態度に凹みつつも、秋音はめげることなく練習を続ける。

一方、第1ヴァイオリンの練習では、青野のテンポがズレていたり、佐伯が譜面をめくるのを忘れたりするなどが起こっていた。
適当な佐伯に腹が立つ青野だが、演奏を合わせるのが上手いと評価をしていた。

土曜日、雨の中、部活へ。
びしょびしょになった青野は楽器と自分を拭いて、佐伯の話も聞かずに音楽室の扉を開けると女子が着替えてるところだった。
小桜が着替えている真っ最中で、気まずいまま小桜の隣でパート練習が始まった。

青のオーケストラ_6話

【7話】小桜ハル│小さい頃の約束

全体での合奏練習、顧問の鮎川の指揮に父と似たものを感じた青野は楽譜を見落としてしまう。
気を取り直して戻ろうとしたが全く違うところに戻ってしまい、演奏を止めてしまった。
合奏練習終了後、青野は代わりに注意を受けた原田のものに謝罪に向かう。

居残り練習を終えて帰ろうとすると、目の前に小桜がいた。
小桜の傘が壊れてしまい、さっきの謝罪もできない気まずいまま駅まで一緒に行くことに。

そこで小桜は青野ずっと言えずにいた小さい頃の約束などについて話したが、青野は全く覚えていなかった。

青のオーケストラ_7話

週が明けて、未だにクラスの誰とも話すことが出来ていなかった小桜は部活の時間が待ち遠しかった。
自分は変わりたいけど、秋音に変わって欲しくないという勝手な考えをする自分が嫌になり、自己嫌悪に陥ってしまう。
それを察した秋音は、誘われたご飯を断って追いかけてきたのだった。

使用楽曲:「カノン」(パッヘルベル)

すでに紹介をしている楽曲。
今回は6話で、上達した秋音が騒音ではなく演奏として成立させている。

使用楽曲:「カルメン」(ビゼー)

中学校の音楽で必ず聴く一曲。
作中では、定期演奏会の曲の1つとして練習している様子の時に使われている。

演奏者情報:小川恭子

小桜ハルの演奏を担当しているのは、小川恭子さん。
2015年第84回日本音楽コンクールでは、ヴァイオリン部門第1位の他、全部門を通じて最も印象的な奏者に送られる増沢賞など複数を受賞。

ソリストとして、様々なオーケストラと共演をしている。
https://www.kyoko-ogawa.com/

声優情報:小桜ハル CV佐藤未奈子

小桜ハルのCVを担当しているのは、大沢事務所所属の佐藤未奈子さん。
「地縛少年花子くん」赤根葵など、出演作品が少しずつ増えてきている若手の声優さん。
https://www.animatetimes.com/tag/details.php?id=9290

感想:小桜がずっと言えずにいた内容

これまで小桜が青野に何か言いたそうにして、ずっと言えずにいた内容が7話で明らかになった。
小学生の頃の青野が何の気なしに言った一言をずっと大切にして練習を続けてきたであろう小桜の姿が浮かんだ。

青野が全く覚えていなかったことには「ああ、やっぱりな…」と思ったが、ソリスト同士としてではなくオーケストラの一員として、どんな音を合わせていくのか楽しみにしたい。

それと気になるのは、青野と秋音が言い合っている姿を気にしている小桜の今後の動き方。
変わりたい自分と、これがどのように影響していくのか注目して見ていきたい。

【8話】秋音と小桜│G線上のアリア

中学時代のことを思い出して、部活も学校も休んでいた小桜。
秋音がそんな小桜を心配してメッセージを送ると、小桜は自分にとって呪いの言葉である「大丈夫」を返していた。

大丈夫と返信をしてきた小桜が心配な秋音は練習中も上の空になってしまい、かねてより突っかかられている立花に叱られてしまった。

その日の帰り、秋音は小桜の自宅を訪ねようとしたが、コンビニで買い物をしたきた小桜と遭遇。
近くの公演で、部活のこと、ヴァイオリンのことなどを話すが学校を休んだ理由については絶対に聞かなかった。

また小桜が「大丈夫」と言ったことをキッカケに、お互いの存在が支えであり救いになっていたということに気付く。

秋音は小桜に出会ったキッカケの「G線上のアリア」を弾いてと頼む。
この演奏で小桜は、初めて自分を好きになれた気がしたと感じていたのだった。

青のオーケストラ_8話

【9話】2週間後にオーディション│ドヴォルザークの交響曲第9番第3楽章

夏の定期演奏会の演奏メンバーについて話し合う幹部。
この場で、ドヴォルザークの交響曲第9番の演奏者を決めるオーディションを2週間後に開催することなどを確認していた。

幹部会が開かれている間、次期パートリーダーの裾野が練習を仕切っていた。
これを見て、青野や佐伯は3年生の引退が近づいていることを意識するようになる。

裾野が2週間後のオーディションについて説明をする。
オーディションで演奏する楽曲は、ドヴォルザークの交響曲第9番第3楽章。
どんな曲か分からない秋音は青野から「ヴァイオリンでリズムのとりにくい3拍子の曲」と説明を受ける。

「2年が手本を見せる」と裾野をコンミスにして弦の演奏を始めようとしたところに、羽鳥という軽いノリの男子生徒が現れた。

青のオーケストラ_9話

羽鳥が来ると裾野は席を譲り、羽鳥がコンマスとして演奏が始まった。
その演奏は、ほぼ初見でありながらもズレのない見事な演奏であった。

羽鳥がほとんど部活に来ない理由は、ダンス部との兼部。
オーディションを目前に、ダンス部からオケ部へと戻ってきた。

全体練習後、個人練習の場を求めて教室に辿りついた青野。
まもなく佐伯も勝手に合流して、練習をするのだった。

使用楽曲:「G線上のアリア」(バッハ)

8話で秋音と小桜の思い出の曲として登場。
秋音のリクエストで、小桜が演奏をしている。

G線(第4弦、一番低い音で太い弦)のみで演奏できることから「G線上」とつけられている。
実際は、G線以外の弦も用いて演奏しているらしい。

使用楽曲:「交響曲第9番 第3楽章」(ドヴォルザーク)

9話で、定期演奏会に含まれる1曲の奏者を決めるオーディションの曲として登場。
2年生が見本を見せると、ぶっつけで演奏していた楽曲。

この第3楽章は一般的に知られている楽章ではない。
交響曲第9番で最も有名なのは第4楽章で、「家路」と言われる夕方のチャイムで多く使われているので耳なじみがあるかもしれない。

演奏者情報:関朋岳

羽鳥葉(ヴァイオリン)の演奏を担当しているのは、関 朋岳さん。
東京音楽大学付属高等学校、東京音楽大学に特別特待奨学生として入学するなどの学生時代から様々な実績がある。
国内主要のオーケストラにゲストコンマスとして、様々な演奏会に出演をしている。
https://www.t-bunka.jp/tmc/list/1070/

声優情報:羽鳥 葉 CV浅沼晋太郎

羽鳥葉のCVを担当しているのは、ダンデライオン所属の浅沼晋太郎さん。
声優の他にも、脚本家・演出家・デザイナーなど、幅広く活躍をしている。
サウナが好き。
声優と夜あそびの特番(パジャマ会議)で、自前の猫耳のついた「サウにゃ~ハット」を披露している。

直近の出演作品は「ツルネ~繋がりの一射~」(滝川雅貴)、代代表作の1つには「ヒプノシスマイク」(碧棺左馬刻)などがある。

声優情報:裾野姫子 CV金澤まい

裾野姫子のCVを担当しているのは、アクセント所属の金澤まいさん。
2014年から活動をしている、若手の声優。

これまでに演じたメインキャストクラスの作品は、「三者三葉」(小田切双葉)、「犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい」(松本ひで吉)となっている。

感想:呪いの言葉「大丈夫」

8話では、中学時代のイジメを思い出して学校に行けなくなっていた小桜。
小桜の自分に対する呪いの言葉である「大丈夫」をキッカケに2人が本音を出し合っていたシーンが印象的だった。
自分を好きになる瞬間を見つけた小桜だったが、これをキッカケに過去を払拭できるのか注目していきたい。

9話では、幹部会で3年生が言っていた「クセの強い2年」が次々と登場。
その筆頭である羽鳥の普段と演奏時のギャップには驚いた。
ダンス部と兼部しているとのことだったが、腕が落ちないように個人で練習することはどれだけ大変なことか想像できる。
現状、軽いノリばかりが目立っているが原田が引退した後にどうなるのかが気になる存在と思った。

【10話】秋音と立花│オーディションまで1週間

オーディションまで1週間を切る。
オーディションを受ける者は、昼休憩も惜しんで個人練習をしていた。
秋音はその姿を見て、自分ももっと練習しなくてはいけないと感じると同時に、自分が上手くなっているのか疑念を抱き始める。

2ndヴァイオリンは初心者を交えて合奏をするが、秋音は合奏中にテンポに遅れてリーダーの米沢に睨まれる。
合奏後、立花はお喋りが多い3人の初心者に「やる気がないなら帰ったら」というと秋音が突っかかり、一触即発!
米沢の介入により、その場は何とか収まった。

完全下校近まで残って練習をしていた秋音は、立花がまだ練習をしていることに気付く。

こっそり様子を伺っていると米沢が現れて、秋音との関係について話を聞きにきた。

立花は、秋音に中学時代の自分の姿を重ねていたために苛立ていたのだった。

翌日の朝練、前日の話をこっそり聞いていた秋音は「上手く弾けないところがあるから教えて」と正面突破!!
立花の言い方はカドがあるものの、秋音にアドバイスをしていた。

青のオーケストラ_10話

【11話】オーディション3日前│必ず見返してやる!

オーディション3日前、数学の小テストで赤点だった青野と佐伯は補習を受けていた。

青野は時間をかけてようやく問題を解いたが、佐伯はほぼ白紙のままだった。
白紙だった理由は、佐伯は12歳までドイツにいて日本語は話せるけど読み書きはまだ難しいところがあるため。

青野の協力もあり佐伯も課題を終えて部活に向かうと、全体の合奏練習が始まっていた。
演奏が止まったタイミングで入室すると、鮎川に「お前らいなかったのか」と言われる。

ここで佐伯は名前を覚えられていたが、青野は名前すら覚えられていなかったことに苛立ちを覚えて、必ず見返してやると誓ったのだった。
この時、青野は苛立ちと同時に「自分は特別」とどこかで思っていたことに気付いて恥ずかしさも感じていた。

オーディション前日、部活は早めに終了。
青野は同じ電車に乗っていた秋音に懇願されて、2人で青野宅で練習することになった。
その他、佐伯や羽鳥、小桜なども学校や自宅など、それぞれの場所で最後の練習をしていた。

青のオーケストラ_11話

使用楽曲:「くるみ割り人形」(チャイコフスキー)

管弦合わせた全体の合奏練習で使用されていた楽曲

声優情報:鮎川 広明 CV小野大輔

鮎川広明(海幕オケ部顧問)のCVを担当しているのは、小野大輔さん。
声優の他にアーティスト、ラジオなど幅広く活躍をしている。
あだ名は「おのD」、ごく一部で「ハンサム」と言われている。

主な出演作品は、「進撃の巨人」(エルヴィン・スミス)、「黒執事」(セバスチャン・ミカエリス)など多数。

感想:新世界の第3楽章を合わせているシーン

夏の定期演奏会の席をかけたオーディションが迫り、それぞれにピリピリとした感じが伝わってきた。

また、険悪にしか見えなかった秋音と立花の関係が変わりつつあることが楽しみに感じた回だった。
立花の不器用さに秋音が突っ込んでいったシーンは、カッコイイとすら思った。

10話、11話を通して印象的だったのは青野と秋音が2人で新世界の第3楽章を合わせているシーン。
最初は言い合うことばかりだったが、ここでは演奏で語り合っている感じだったのが印象的だった。

また、驚いたのは佐伯が12歳までドイツにいて、日本語は話せるけど読み書きに難ありという点。
佐伯には、登場時から不思議な雰囲気があったので、これを聞いて納得した。

気になった点としては、鮎川の青野に対する態度。
コンマスの原田は鮎川のこの行動に意味があることを察している様子だったが、明らかに青野を認識しているであろう鮎川が何の意図があって無視するような態度になっているのかが気になるところ。
これに対して見返してやると言っていた青野がオーディションでどのような演奏をするのだろうか。

12話はいよいよ、オーディション。
どんな結果が待っているのか、非常に楽しみな回になりそうだ。

【12話】青野一vs青野一│自身の成長と向き合う

青のオーケストラ_12話
オーディションの順番待ちをしている生徒たち。
みんな緊張をしている中で、青野はこの感じを懐かしんでいた。

青野の番が回ってくる。
公平に判断するため背を向けていた3年生が1音目で誰の演奏か分かるほどの迫力があった。

青野は父のことなどを思い出しながらも楽しみを感じながら演奏をしていると、鮎川が指揮を振りはじめる。
鮎川は、この青野の演奏聴いて雄弁であると感じていた。

オーディション終了後まもなく、鮎川は立石(部長)にオーディションの結果として座席表を渡したのだった。

翌日に張り出された結果は、青野が原田(コンマス)の後ろで、佐伯が隣というものだった。

青野は羽鳥とともに、鮎川にオーディションの件で呼び出される。

羽鳥は、次期コンマスとして自分の立場を考えて演奏するよう注意を受ける。
青野は、次々期コンマス候補として考えていると言われるが、今の演奏のままでは佐伯と座席の入れ替えを含めて考える必要があることを言われる。

青野は鮎川に今の演奏は昔の演奏と比べてどうかと訊かれたが、昔の演奏がどんなものだったかを忘れてしまったいた。

みどころ:青野のオーディションの演奏

作品中では背を向けて聴いていた3年生が一斉に「はっ!」としていたが、青野が演奏していると分かっていて聴いてもゾクっとする感覚がある。

【13話】青野一vs青野一│いよいよオーディション!

青のオーケストラ_13話
コンマス候補と言われたが全く嬉しくなく、鮎川に言われたことにムカついていた。

部全体でオーディションについて鮎川から講評をもらったところで、立石からテスト前の部活禁止期間に入るという話があった。

オーケストラ部には「成績が悪いと演奏会に出られない」という部則があり、青野は真っ青になってしまう。

図書室で勉強をしていた青野だが、父のことを思い出したり、鮎川の言葉が気になったりで全く勉強に集中できずにいた。

一緒に勉強をしていた佐伯だったが、気分転換にと部活禁止期間にも関わらず演奏をしようと青野を誘う。
佐伯が音出しをしていると、羽鳥がヴァイオリンを持って現れ「楽器をおいて、ゆっくり部屋を出ろ」と指示をする。

出ようとした瞬間、鮎川が来たのだった。

羽鳥は青野たちを叱ることはせず、彼らの質問に答えたり、勉強を教えたりした。
ここで羽鳥と話したことで、青野は鮎川にいろいろ言われて悶々としていたがキッカケを掴んだのだった。

肝心なテストの結果はというと…
青野としては自信があったが、秋音には「その程度」と言われてしまった。

みどころ:羽鳥に対して厳しい裾野が、羽鳥を心配して様子を伺いにくる

裾野の可愛らしい一面が伺える。
羽鳥は気付いてるのかいないのか、のらりくらりとしているところも面白い。

感想:いよいよオーディション!

緊張により体調が悪くなっている人など、緊張感が視聴者にも伝わってくるものだった。

オーディションで残念だったのが、佐伯が風邪を引いて万全ではなかったこと。
鮎川が演奏会前にもう一度、今度は鮎川が直接審査すると言っていたので、それがどうなるのかという楽しみができた。

12話の冒頭で気になったこともあった。
青野にこの高校を薦めた武田と、オケ部顧問の鮎川の関係。
武田は、青野と佐伯の関係が「昔の俺とお前みたいに(なるかも)」と言っていた。
武田や鮎川たちの高校時代の話もスピンオフか何かで見てみたいと思った。

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